[現代万葉集への参加]
年刊歌集は、日本歌人クラブの発足当初から刊行しています。 最近は平均して2300名前後の参加者があり、日本最大の合同歌集となっています。住所録記載頁付きです。
この年刊歌集に参加することによって、長年にわたる自分の歌業を常に振り返ることができます。
ところで、年刊歌集は、平成12年から「現代万葉集」として刊行され、歌界の先達の方々、近藤芳美、加藤克巳、塚本邦雄、岡井隆、馬場あき子、尾崎左永子氏らも出詠されています。
毎年2月末までに原稿を締め切り、9月には発行しています。「現代万葉集」へ収録された作品については、発行直後の日本歌人クラブの会報で、詳細な紹介と鑑賞が行なわれます。
[全日本短歌大会への参加]
日本歌人クラブ主催の全日本短歌大会は、全国規模の大会としては、わが国で最も歴史が古く、規模の大きなもので毎回ほぼ3000名が応募しています。
歌壇への登竜門として定評があります。毎年4月末までに締め切り、7月に入賞者を発表しています。
参加作品は、選考の上、文部科学大臣賞、日本歌人クラブ賞、毎日新聞社賞、選者賞、秀作賞、佳作賞、奨励賞などが贈られます。平成17年度(第26回大会)までの結果が掲載されている作品集のお求めにつきましては、日本歌人クラブ事務局にお問合せください。
平成17年度は栗木京子氏に講演をいただき楽しい会となりました。
[毎年開かれる総会への参加]
毎年の総会は、通常5月に東京で開催されます。総会の議事の後に、有力な歌人を含めて、日本有数の文化人の講演が用意されています。
総会後の懇親会では、各地の歌人との交流を深めるなど、大変有意義な会も計画されています。
平成17年度の総会は、5月21日(土)12時から、東京新宿区南元町4の東医健保会館で開催されました。詳細は「当会の組織構成」をご覧ください。
[日本歌人クラブ賞] →一覧へ
全年度に発刊された歌集のうち、最も優れた歌集が、幹事の互選により選ばれます。
平成16年度は、三井修氏歌集『風紋の島』および、日高堯子『樹雨』に贈られ17年度は大下一真氏歌集『足下』に贈られました。
これとは別に、前年度発行された処女歌集の中から、優れたものに、「日本歌人クラブ新人賞」が贈られます。平成16年度は、矢部雅之氏歌集『友達ニ逢フノハ良イ事』。17年度は里美佳保氏歌集『リカ先生の夏』に贈られました。
また平成15年度から新しく設置されました「日本歌人クラブ評論賞」は、16年度は該当者がなく、17年度は原田清氏『會津八一 人生と芸術』および松坂弘氏『定型の力と日本語表現』に贈られました。
【会誌148号参照(PDF)】
[国民文化祭短歌部門への参加]
日本歌人クラブは、1985年に国民文化祭が発足して以来、その短歌部門の主催者となって、短歌の普及発展に尽力してきています。
平成16年度の第19回国民文化祭は、11月12日(金)に久留米市にて開催されました。平成17年度の第20回国民文化祭は、10月28日(土)福井県三浜町にて開催されます。応募受付は6月末日にて終了しました。来年度は山口県で11月11・12日(土・日)、その次は徳島県で11月3日(土)と日本各地で開催されます。
[日本歌人クラブ叢書] →一覧へ
◎日本歌人クラブ文庫
日本歌人クラブ会員が、同じ条件で歌集を刊行するために作られた制度で、これに参加すれば、その歌集は、東京駒場の近代文学館に「日本歌人クラブ文庫」として永久保存されます。
[会報誌]
毎年4回、1月、4月、7月、10月に会報を発行しています。平均30数ページ。クラブとしてのお知らせや行事の予告、結果報告、各会の募集要項等を紹介すると共に、順次会員の作品の掲載、講演の記録等を載せています。最近148号(PDF)が発行されました。
[THE TANKA JOURNAL]
英語を始め、外国語によって短歌の世界的な普及をはかる目的で発行している冊子です。
現在まで26号を発行。毎号数十名の外国語による短歌作品や、評論が寄せられます。世界で唯一の試みであり、各方面から注目されています。使用外国語は、英語がもっとも多数ですが、フランス語、ドイツ語、ロシア語、中国語、朝鮮語等も使われ、多彩です。
詳しくは英語欄(English)を見てください。
[国際交流短歌大会]
上記と同じく、短歌の国際化を目指す事業の一環であり、今までもハワイ州ホノルル等で大会が行なわれてきました。2003年(平成15年度)11月にはタイ国バンコクで、第4回大会が行なわれ、各国から200余名が参加し盛会でした。会報143号をご覧ください。
3年に一度ですので、来年(平成18年・2006年)が実施の年に当たります。初心に帰って、ハワイのホノルルが候補に挙っています。詳しくは会誌「日本歌人クラブ」で発表される予定です。ふるってご参加ください。
[日本ヤング短歌連盟]
短歌の底辺を広げるために編成された連盟です。「ヤング」というからには、小学生から大学生までの人の集まりです。ほとんどの「日本歌人クラブ」の歌会で、一般と同時に作品を募集しています。参加費は無料が原則です。これらのヤングの方の組織を、各地区や県で立ち上げているところもあり、また、学校独自で勉強し組織化しているところもあります。それらの方々のお手伝いをし、お互いに連絡を取り合って大きな運動にしようという試みです。まだ発足してから日も浅いのですが、着々と大きなものになりつつあります。
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